こんばんは。
今日は月曜日でしたね!
今週は、夏休みの会社が多いと思います。私も、いつも通っている職場はお休みにして、事務所仕事に専念する予定です(*^^*)
少し近所に出かけるのですが、急に空が暗くなって、雨が降ったり雷が鳴ったりすることが多いですね!思い起こせば、去年の夏休みも雨ばかりでした~
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さて、今日は厚生労働省から発表のあった「監督指導による賃金不払残業の是正結果」を見てみましょう。
この「是正結果」は、全国の労働基準監督署が、労働者からの申告や各種情報に基づき企業へ監督指導を行った結果、29年度中に不払だった割増賃金が各労働者に支払われたもののうち、その支払額が1企業で合計100万円以上となった事案を取りまとめたものです。
【ポイント】
(1)是正企業数 1,870企業(前年度比521企業増)
うち、1,000万円以上の割増賃金を支払ったのは、262企業(前年度比78企業増)
(2)対象労働者 20万5,235人(同107,257人の増)
(3)支払われた割増賃金合計額 446億4,195万円(同319億1,868万円の増)
(4)支払われた割増賃金の平均額は、1企業当たり2,387万円、労働者1人当たり22万円
*100万円以上の割増賃金の遡及支払状況(平成29年度分)
➀業種別の企業数では、製造業22.0%、商業19.9%、保健衛生業12.8%
②業種別の対象労働者数では、運輸交通業33.8%、製造業27.4%、保健衛生業11.6%
③業種別の是正支払額では、運輸交通業50.2%、製造業20.5%、保健衛生業10.7%
詳細は、厚労省ホームページ⇒厚労省
*賃金不払残業の解消のための取組事例も4例載っています。⇒厚労省ホームページ
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取組事例を見ていると、タイムカードを押していても、終業の打刻後に更に作業をしていたり、自己申告制の場合は、残業時間が少なくなるように申告するように圧力をかけていたりすることが、不払い残業につながることがありますね。社長の指示ではないけれど、現場の慣習がそうさせていたりすることもありますので、組織的に改善に取組むことが必要でしょう。
あと、立入り調査の契機として、インターネット上の賃金不払い残業などの書き込み等の情報を監視、収集しているようですね。
当事務所も、大体36協定届のタイミングで使用者と労働者の双方に対して、労働時間把握についての研修を行っています。
労働時間は1分たりとも切り捨ててはいけませんね(原則として)。
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では、また明日(^o^)/